
PLATEAU Startup Pitch にて GRAND-PRIX を頂きました
こんにちは。3Dデータで世界に革新をもたらしたい、ローカスブルー株式会社 代表取締役の宮谷です。
先日、『PLATEAU』(国土交通省が主導する日本全国の3D都市モデルの整備・活用・オープンデータ化プロジェクト)が開催したPLATEAU Startup Pitch で登壇の機会を頂き、登壇した10社の中で最優秀のGRAND-PRIXの栄誉を頂くことができました。
ローカスブルーが目指す未来に共感して頂けたことを大変嬉しく思います。より多くの方に知って頂ければと思い、こちらで概要をご紹介します。

新サービス「Deep3(ディープ・スリー)」について
弊社では、昨年12月の資金調達発表と共に新サービス『Deep3(ディープ・スリー)』の計画もプレスリリースしました。今回のPLATEAU Startup Pitchの動画を見て頂ければ分かりますが、ScanX (スキャン・エックス)の事は一切話しておらず、Deep3のことだけをピッチしています。本当はScanXの事も話したかったのですが、7分という限られた時間の中だったので、今回はDeep3だけで勝負しました。(結果的にそれが功を奏したのかもしれません)
Deep3が解決したい課題
点群データは建設業界以外でも普及してきており、例えば、PLATEAUやVirtual Shizuokaの様な3D都市モデルを作る際の基礎データとして活用されています。ここで重要なのは、点群データはあくまで3D都市モデルを作成するための中間生成物に過ぎず、本当に欲しい「3D都市モデル」にたどり着くまでに膨大なコスト(時間とお金)が掛かっているということです。
例えば、レーザースキャンしたデータのクリーニングだけでも都市レベルの膨大なデータとなれば、数十人単位でも数ヶ月単位で時間がかかる作業です。そこから、モデリングして、メタデータを付与して、やっと公開に至れます。
Deep3が解決したい課題は、こういった大規模な点群データの処理を可能な限り自動化し、最終的に欲しい成果物までのコストを低くすることです。
Deep3のソリューション
Deep3は簡単に言うと、3D点群データ処理をカスタマイズできるサービスです。例えば、ユーザーが大規模な点群データから街路樹の本数や位置情報を知りたい場合、それに応じたアルゴリズムをテーラーメイドし、最終的にAPI化して提供することを想定しています。現在、APIの方は開発中のため、HDDによるデータのやり取りでサービスを提供中です。

サービス発表した後の反響
今年度で事例がたまってきたので、Deep3ウェブサイトの方にアップデートして行く予定です。ウェブサイトには既に色々とプロジェクトをご一緒させて頂いている企業様のロゴを掲載していますが、実はまだ掲載していない企業様が沢山いらっしゃいます。
いち早くアップデートされたい方は、ぜひウェブサイトから「B版先行予約(Waiting List)」にご登録ください。

Locus BlueがDeep3と目指す未来
2019年に事業を設立して以来、3D点群データに特化して技術や知見を蓄積してきました。メインサービスのScanXの方は、10,000を超える点群データを処理し、トライ&エラーを繰り返しながら、様々な困難を乗り越えてユーザー数も着実に伸びています。改めまして、日々支えてくださるユーザーの皆様には本当に感謝しています。
Deep3に近い構想自体は、実は1年以上前からあったのですが、スタートアップのリソースは常に限定されているため、市況、資金調達、社内の状況、そして、創業者である自分自身が描きたい未来を考慮して、このタイミングでの発表となりました。
ScanXもDeep3もどちらも全力で良いプロダクトにして参りますので、引き続き温かく見守っていただければ幸いです。
記・宮谷
今回は、PLATEAU Startup Pitchでお話した、ローカスブルーの新サービスDeep3についてご紹介しました。3D都市モデルにご興味がある方、ローカスブルーの目指す未来に共感して下さった方、ぜひ「採用情報」もご覧ください!お気軽にご連絡頂ければと思います。